森のくまのブログ

気の身気のまま風まかせ

焦がれる

暖かな雨と、


自身の色を


濃くしていく木々に、


遠くない夏の日を


感じながら、


日々の雑踏の中に


埋もれている。



夢見ることを忘れ、


ただ過ぎていく時間と、


些細な現実の真ん中で。



抜け出ることのできないトンネルは、


薄暗く続いている。



雨に打たれる体は、


少しだけ軽くなっているのに



明けない梅雨の街並みをゆく。


暑い夏に焦がれながら

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